映画『バンブルビー』のネタバレ（ほぼ）なし感想です！
良い映画でした！
先日公開された映画『バンブルビー』を見てきました。
シリーズ前作『最後の騎士王』の続編ではなく
映画一作目の前日譚にあたるバンブルビー主役のスピンオフ。
予告を見た感じだとバンブルビーがややマスコット調に描写されており
主人公の女の子との心の交流がメインのハートフル映画のような印象。
近いものを上げればディズニーもベイマックスのような
映画かな？という気持ちで見に行ったわけですが…
冒頭５分で完全に裏切られました。
良い意味で。
タイトルにトランスフォーマーを使わず
バンブルビーを主役にすることで新規に入りやすくする。
主役の女の子との触れ合いを増やし、幅広い年代に訴求する。
というハリウッド的な販売戦略の裏に隠された
ガチガチのＴＦファン向け映画です。これは。
ＴＦファンならニヤリとする演出多数どころが
『あぁ、これはＴＦ大好きすぎる人間たちが作った映画だ』
と確信すること間違いなし。
あ！あのキャラでるのか！
あぁ！そこでこの曲使うか！
あああ！今の動きは！！！
が随所で差し込まれるので本当に目が離せません。
映画の構成も２時間弱とコンパクトにまとめられた中で
起承転結の流れをつくり、伏線はりと回収をそつなくこなし
勧善懲悪、家族愛、イヤなやつは改心するなどといった
ある種いかにもなハリウッド節はあるものの
安心して見られる脚本になっています。
登場人物も絞られているため
人間キャラ、ＴＦキャラきちんと全員キャラが立っているのも好印象。
あと１点、バンブルビーはこれまでの映画で
かなりのベテラン兵士、かつ割と飄々とした態度のキャラという印象
（結構気性荒いし、特に戦闘はめちゃくちゃ強い）だったのが
なぜ映画の予告編のようなビクビクしたマスコット的キャラになっていたのか
という点もきちんと劇中のストーリー内の展開に組み込まれていたのも
本当に見事。
これからサムと出会う"あの"バンブルビーになっていくんだなぁ
というのが実感できましたね。
自分でも持ち上げすぎな感想になってしまいましたが
これまでのＴＦと比較しても
・ファンサービスに溢れている点
・脚本が綺麗にまとまっている点
・画面作りが丁寧な点
はおそらく客観的に見ても評価できる点だと思います！
ただマイケル・ベイのＴＦが築いた下地があってこその
今作バンブルビーだとは思いますので
新規で今作のバンブルビー良かった！と思った方は
是非１から過去のＴＦ映画も見ていただきたいところ！
オススメ中のオススメ映画です！
