バンダイ VF HI-METAL(ハイメタル) VF-19改 ファイヤーバルキリー サンプル レビュー

バンダイによるマクロストイの新シリーズ『VF HI-METAL』。
今回はその第一弾である『マクロス7』の主役機ファイヤーバルキリーを紹介!


[ VF HI-METAL ]


歴代マクロス作品に登場する可変戦闘機「バルキリー」の各機体を、
1/100スケールの可変モデルとして商品化する新ブランド。
可変機構にダイキャスト素材を使用することで、
1/100の小スケールにもかかわらず差し替えを極限まで廃し、
完全変形を目指すバルキリー可変トイの新機軸。


だそうです。(公式より)



今回は紹介する商品は魂ウェブで行なった『試遊ブロガー募集キャンペーン』にて頂いた物。
商品サンプルとのことなので、実際に店頭に並ぶ商品とほぼ同じものだと思われます。
それでは早速パッケージから紹介。







商品写真の他、『マクロス7』に登場するキャラクター達が描かれています。







表面のフタはマグネットで固定されており、パカッと開くことが可能。







フタをあけると内部がウインドウになっており直接中身を確認することが出来るようになります。
フタの裏にはファイヤーバルキリーの解説。






ミレーヌの全身イラスト。可愛いです。








裏側ではギミック&アピールポイントの紹介。
完全変形!!の文字の横にはちょっと情けない予防線が貼られています・・・







箱から取り出したところ。
付属品としてランチャーポッド・ディスプレイベース・変形用各種差し替えパーツ
プロポーションアップパーツが付属します。





ファイヤーバルキリー ファイター






マクロス7の主役機、ファイヤーバルキリーのファイター形態。
形状に関してはかなりいい感じにまとまっていると思います。
翼も非常に薄くてシャープ。
ただし、ギミックは皆無で
ランディングギアの展開もランチャーポッドのマウントも出来ません。







キャノピーはクリアパーツで再現。
内部にはギターを構えた熱気バサラが搭乗していることが確認できます。






ファイター用のディスプレイパーツが付属しますが
商品に付属するのは上のパーツだけで、ベース部分は魂stage3から流用する必要があります。
もちろん魂stage3は別売り。これは正直どうかと思います。







ベースを使ってファイターをディスプレイしてみたところ。
本体の溝をパーツに合わせて乗せているだけなので角度変更などは出来ません。





ガウォーク形態へ変形



機体中央の頭部カバーを一旦取り外し、オプションのアンテナパーツを頭部に装着してから
再び頭部カバーをとりつけます。







各部のロックを外し、腕、脚を展開させます。
本体は差し替えなしで変形可能。







手首カバーを取り外し、オプションの開き手と交換して、ガウォーク形態の完成。





ファイヤーバルキリー ガウォーク




機動性に優れたガウォーク形態。
機首部分が大きく前に突き出ているのでバランスをとるのがちょっと大変ですが
足首が重いダイキャストになっているのでなんとか自立できます。
脚の角度は腿のロールと膝の前後可動に依存しているので
あまり派手なハの字立ちはちょっと難しいです。







右手首を交換することでランチャーポッドを右腕に構えることが出来ます。
続いてバトロイド形態へ変形。







頭部カバーを取り外し、頭部を起こします。









機首を折り畳み、ボディを変形させます。
複雑な機構ですが差し替えなしでカッチリ変形してくれます。







頭部側面にアンテナパーツを取り付けます。







脚の裏側にはえぐれた部分を隠すプロポーションアップパーツが付属するので
それを取り付けてやると見映えがアップ。
取り付けなくても気にならない人はそのままでも良いかと。





ファイヤーバルキリー バトロイド



元祖俺の歌を聞け!の熱気バサラが搭乗する歌うバルキリー
設定画に比べるとずいぶんプロポーションがスマートになっていますが
変形の都合もありますし、カッコイイのでこれはこれで良いと思います。







目と目の周りの部分はメタリック塗装。
額のイナズマ模様も綺麗に再現されています。






フェイス部分は差し替えでフェイスガードを開いた状態にすることができます。






首はボールジョイント可動。
顎がとがっており、首を干渉してしまうため顎を引くようなポーズは苦手です。






肩は変形機構の副産物で後ろ方向にスイング。
胸を張るようなポーズがつけられます。






肩アーマーは腕と独立してスイング・回転。






肩はボールジョイント接続+横スイングでグリグリ動きます。






上腕ロール有り。肘は90度ほど可動。手首はボールジョイント接続。






肘の構造が独特なので腕を内側や外側にしならせるような
微妙な表情づけも可能です。







脚はほんの少しだけ横にスイング。
可動範囲はかなり狭いです。







前後に関しては、お腹のブロックの一部ごと回転させることで可動範囲を確保。







あまり動かすとボディの機首部分に干渉してしまいますが
画像の程度ぐらいまでは問題なく動かせます。






膝は90度ほど可動。






膝カバーはボールジョイント接続。
腿部分にはロールもあります。






足首は一応ボールジョイント接続になっていますが可動範囲は狭く、接地性はイマイチ。
デザインの都合もありますね。






ガウォーク同様手首を交換することでランチャーポッドを装備することが出来ます。






1/100スケールということで、
ROBOT魂メサイアバルキリーと比較するとこの程度の大きさになっています。






ROBOT魂ガウェインとならべるとちょっと小さいぐらいのサイズでした。





アクションポーズ











腕周りは非常に良く動きますが派手なアクションを決めるには
下半身の可動が物足りないかも。



以上、VF HI-METAL ファイヤーバルキリーでした!


幸運なことにサンプル品をゲットする機会に恵まれ
ガッツリ遊びつつレビューさせていただきました。


一応前身のシリーズであるVF100'では変形の際のパーツのポロリや保持力の無さが
指摘されているのを他のサイト様のレビューで良く見かけましたが
今回はその反省が生きたのか変形に関してはかなり力が加えられている感じです。
可動軸や負荷のかかる部分にはダイキャストパーツが使用され、
ガシガシパーツを動かせますし、変形過程でもパーツのポロリは一切ありませんでした。
(差し替えパーツ除く)


値段設定も最初はちょっと高めなんじゃないかと思いましたが
ガウェインと並べてみたときに『このサイズで変形するROBOT魂』の価格を想像したら
やっぱりこのぐらいでした。なので値段に関してもまぁまぁ適正といえると思います。


個人的に不満だったのは変形以外の面でのプレイバリュー。
手首が平手と武器持ち手しか付属しなかったり、
ファイターモードではランチャーポッドが余剰パーツになってしまっていたり・・・
ランディングギアをオミットし、飛行状態のファイターを再現しているにのもかかわらず
キチンとしたディスプレイベースを付属させないのは流石にヒドイと思いました。


商品の出来自体は悪くなく、一番のウリである変形に関しては問題なくクリアーできているので
あとはオプションとプレイバリューの充実に力を入れれば良シリーズになるかと思います。