MaxFactory di:stage 基本(ベーシック)セット ブラックver. レビュー

figmaやアクションフィギュアをもっと楽しむための
拡張汎用ディスプレイベース「di:stage」。
今回はベーシックセットの先行販売分を紹介します!


パッケージ

原型師浅井真紀がもっと「アクションフィギュアで遊んで楽しむため」に開発した
拡張汎用ディスプレイベースdi:stage。
多様な拡張パーツや印刷物と組み合わせることで単なる台座にとどまらない
さまざまなディスプレイが可能です。





di:stage 基本(ベーシック)セット

こちらが基本セット内容。
内訳は


ベースユニット×1
フラットジョイント×1
ウォールジョイント×1
バインダー×4
可動アーム×1(グラップユニット×1、エフェクトクリップ×1)
エフェクトクリップ×2
可動エフェクトクリップ×3
径変更アダプター大小各1
カバースキン固定用ピン×4


いろいろついてきますがあくまでこれが基本セット。





ベースユニット


文字通り全ての基盤となるユニット。
大小2種類の穴が沢山あいてます。





バインダー


ベースユニットの側面に装着するパーツで4個付属。
ベースユニットの裏側からバチっとはめることでフラットで綺麗な側面に。







装着した後のバインダーは1ミリほど外側に引き出すことが出来ます。







バインダーを引き出して生じた隙間には背景紙や専用の「カバースキン」や「ペーパーヴィネット
を挟み込むことが可能。
写真では先行販売の特典で頂いたペーパークラフトのカバースキンを使用しています。





カバースキン固定用ピン


カバースキンをバインダーで挟み込むだけでは保持が心配な場合は
付属のピンをベースユニットの穴に合わせて差し込むことで固定できます。





フラットジョイント・ウォールジョイント

こちらは主にdi:stage基本セットを2つ以上持っている場合に使用するパーツ。
透明なほうがフラットジョイントで黒いほうがウォールジョイントです。







フラットジョイントはわかりやすく言えば連結パーツ。
バインダーの変わりにベースユニットに装着することで
隣にもう一枚ベースユニットをそのまま連結することが出来ます。







ウォールジョイントは先のフラットジョイントと組み合わせて使用します。
一方のベースユニットにフラットジョイントを装着し、もう一方にウォールジョイントを装着することで
2枚を垂直に組み合わせることが可能になり、壁をつくることが出来ます。





可動エフェクトクリップ

見づらいですが、先端がクリップになった3種類の長さの棒状のパーツが付属。







クリップは可動式で紙など薄いものをエフェクトとして挟み込むことが出来ます。
写真ではパッケージの内側にオマケとして印刷されていた吹き出しを切り抜いて使用。
フィギュアと組み合わせることで漫画のようにディスプレイすることが出来ます。





エフェクトクリップ

固定式で長さも短いエフェクトクリップも2本付属。
いっぱいまで差し込めばベースに直接エフェクトが乗っているように見せることが出来ます。





可動アーム

フィギュアをベースユニットに固定する可動式のアームパーツ。
3箇所に可動部が設けられている点はfigmaスタンドのアームと共通ですが
長さがfigmaスタンドの3/4程度になっています。





グラップユニット

可動アームの先端に装着された、フィギュアを挟み込むためのユニット。
展開、回転が可能です。






アーム・ユニットともに保持力はなかなかでユニットがはさめるものなら大抵は浮かせて保持できます。
各部はネジ止め式なのである程度の保持力の調節も可能です。







グラップユニットを使用して固定するほか、
ユニットを外して従来のfigmaスタンドのように直接アームに接続して固定することも出来ます。
お好みで。





エフェクトクリップ


可動アームの先端はグラップユニットからエフェクトクリップに換装すことも可能。
こちらも棒状のものと同じように紙などを挟みこんで固定することが出来ます。





径変更アダプター

可動アームはベースユニットの大きい穴を、エフェクトクリップ等は小さい穴を使用して固定しますが
径変更アダプターを使用すれば穴の大きさを気にせず好きな場所に固定することも出来ます。






互換性

ちなみに気になる他のアクションフィギュアベースとの互換性ですが
figmaスタンドのアームは基本的にはdistageに流用可能。
ただしfigmaスタンド側の個体差でベースへの接続がゆるくなってしまうものがあります。
セイバーやなのは、フェイトなど少し古めのfigmaのスタンドは問題なく使用できましたが
最近のかがミクやドロッセルのものはゆるかったです。
ちなみにfigmaスタンドのアームへのグラップユニットの装着は基本的にゆるめ。


魂stageのアームはクリック無しの小ジョイントを使用すれば問題なく流用可能。
ただしこちらもグラップルユニットの装着は緩めです。


正直、ただのフィギュアの飾り台としてのスタンドを御所望の方には魂stageをオススメします。
di:stageはそもそも目指しているものが違うので。





ディスプレイ例



簡単にディスプレイしてみました。
di:stageのベーシックセットを二つ使用。
まだまだ味気ないですが拡張セットやペーパーヴィネット、エフェクトパーツが増えれば
もっと派手で面白いディスプレイが可能になるかと。






オマケ
di:stageジャンボリー先行販売分には特典としてペーパークラフトがついてきました。
di:stageと組み合わせて組み立てることで開催会場となったお店のレジのヴィネットが完成します。

私は名古屋のとらのあなで開催されたジャンボリーに参加したのでとらのあな仕様。









バインダー、エフェクトクリップ、固定ピンなど基本セットの付属品が効果的に使用されています。
ペーパークラフトは強度のある厚紙に印刷され、
予め全てのパーツが切り抜かれているうえ、折り目までついているので
ハサミも接着剤も一切使わずに組み立てることが出来ました。






figmaに着せられる布製の店員さんエプロンも付属。
ジャンボリーの開催日や地名がはいっていて、開催地によって色もちがっていたようです。
ちなみにペーパークラフトもエプロンも全て浅井真紀さんの製作。






ミニd:istageとfigmaぐま子のパッケージのペーパークラフトもついてきました。
レジの広告にはfigmaぐま子7月26日リリースなんてかかれていたり。






珍客来店。
お客さんには夏服こなたが似合いそうですね。


以上、di:stageベーシックセットでした。
今回はベーシックセットのみの紹介だったので
「拡張」という点に関しては驚くほどのものはなかったかもしれませんが
別売りの拡張(エクステンション)セットを使用すればもっとさらにディプレイの幅が広がるとおもいます。


しかし浅井真紀さんの新たなる試みとして
「印刷物との連携を前提に開発・設計されている」という点に関しては
特典のペーパークラフトを組み立てた際に強く実感できました。
紙だけでここまで立派なヴィネットが作れるものかとただただ関心。


今後ペーパークラフトは雑誌やインターネット上での無料配布のほか、
figma自体の付属品になることやdi:stageとセットで
そのまま情景セットとして販売することを計画しているそうです。


ただの飾り台として終わるのではなく、その台自体もフィギュアの遊びに使って楽しもうという
浅井さんの心意気から生まれたdi:stage。
8月に基本セットと拡張セットが一般販売、そして9月にそれぞれのクリア版が発売予定です。
今後の展開が非常に楽しみです。